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February 02 第32話みなさんこんにちは。またはこんばんは。
さて、続き。ですが、
このようなお話、過去何度も書いているんですよね…。
しかし続けてみましょう。
すみません、私は立場上一定の選手について多くを語りすぎるのは
よろしくないと思っています。
しかし、まあ、あの、一つの時代に関わる選手の引退ということで
このシリーズはご容赦下さい。すみません。
扱いにくかった村井選手。
当時は他チームとの選手獲得競争も激しく、
今だから言えますが「他に獲られるなら、ウチに入れる」というような
なんていうのか声をかけた以上後に引けない、引かない、
そういうスカウト活動が横行していたような気がします。
本心が見えない村井選手、どうしても獲りたいわたし。
そのような時代、いま考えれば彼は「本当に必要としてくれているか否か」
それを彼はずーっと見ていたのでしょう。
スカウトは人の居間に上がり込んで説得するのが仕事。
当然彼の家にもお邪魔します。
彼は母子家庭に育っており、母君と対面。かわいい息子です。
当時の古河はアイスホッケー入社は正社員or契約社員(日本リーグ初と思います。当時)の選択で
正社員になるには一般学生と同じ試験や条件をパスしなくてはいけません。
なかなか正社員andアイスホッケー部員は困難となっており
ほとんどの場合契約社員での入社・入部が現実でした。
「彼は努力次第で10年活躍できる選手です。息子さんを私に預けて下さい」
簡単に申し上げ、その後彼はおおよそ古河に心を決め、あとは契約なのか正社員となれるのか、
スカウト活動は終盤に近づき、時期はそういうところまで来ました。
そういうところまで来たとき
彼の母親から手紙が届きました。
「息子は体も小さく、とても10年も選手を続けられないでしょう。すぐに社会に出なくてはいけないでしょうから
なんとか正社員で採用してあげて下さい」
簡単に申し上げたわたしは25歳。アイスホッケー部のただのアシスタントマネージャーでスカウトを
担当しているだけ。
採用に関わる権限なぞ遠い世界のお話です。
無力のくせに人の息子を預かるなどと、何かドラマの世界で観たような台詞でその気になっていた
自分を恥じました。
私の25歳、社会人3年目なんて言わば赤ちゃんですよ。
しかし、一方で彼がリーグで10年過ごせたら自分もチームスタッフとして
多少一人前になれるような気もしたのも事実です。
彼のリーグで活躍するという夢はわたしの夢にもなったのです。勝手に。
続きます。
それではまた!
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